上牧製作所日誌

たまにつれづれ

ダックスフントの話

とりあえず,一日坊主にはならずに済んだようです.

毎日書けるほどのネタも時間も無いので,今後は程々のペースにしようと思います(三日坊主,ワンチャンあるで~!)

 

さて,昨日は結局何の話をしてたのかというと.

 

REFUの話...は,前座でしたか.

今思えば,あれで1記事書けましたね.ちょっと勿体無い感じがしてしまいました.

まあ,リフレッシュされたのにREFUになってないHKXU92~の話もありますし,改めての機会に登場するでしょう.

 

というわけで,引き続きダックスフントなアイツの話です.胴長なのでダックスフントです.

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HKXU 174123 0

昨日はCIMC製のA2K0の話をしました.

このA2K0というのはコンテナのサイズや形態を表す国際規格のコードです.A2K0といえば一般人は(∵)?でしょうが,専門家(と頭のおかしいマニア)はこれをひと目みただけで「ああ,長さ7150mm幅2438mm高さ2591mmグースネック無しの普通品を運ぶ液体コンテナね」みたいな感じで,そのコンテナの大まかな想像がつくわけです.私は一般人なので調べましたが,←の文章を打つ時に「逸般人」と出てきました.

これはISO6346:1995に規定があります.しかし昨日も書いたように,HKXUのコードは滅茶苦茶なわけで,果たしてこの表示は必要なのか?という疑問はあります.要は只の飾りです.(?)

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HKXU 151122 5

ホクレンには,国内メーカーが製作したスワップ(?)タンクコンテナも存在します.そもそもこの形態自体,フォークポケットも無くトップリフタも使えないという,ホクレンガラパゴススタイルが滲み出ているようなコンテナなのです.今回はその辺の話をすっとばして,皆様には普通のホクレンタンクということで納得してもらいますが(強引),実は妻面がかなり出っ張っています.

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通常コンテナとの比較.

上の画像を見て頂くとお分かりになると思うのですが,手前側に大きく出っ張っています.20ftのツイストロックの位置は大体同じくらいの位置ですので,その差は一目瞭然です.この理由については,昨日のエントリと全く同じ話題になりますのでここでは割愛します.

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銘板

銘板を見てみましょう.上のコンテナのものではありませんが,同一構造のものです.製造はヤスダファインテ,千葉の会社です.容量が18.9klとなっています.通常のHKXUコンテナは16.5~.8kl程度のものが多く,2kl以上多く積める計算になります.車両運送法による重量制限が気になるところではありますが,元々がドメスティックな設計のコンテナですから,その辺も当然考慮されているのでしょう.牛乳の比重は1.027~1.035 *1ということで殆ど水と同じですから,恐らく緩和2軸の許容コンテナ総重量である24000kgを超えない範囲で容積拡大を追求した結果と考えられます.

 

余談ですが,このヤスダファインテ製のダックスフントはコードでほぼ見分けることができます.これは完全に予測なのですが,ホクレンの番号体系は(導入年2桁)+(製造社1桁)+(形態コード2桁)+(通し番号2~3桁)となっています.コードの3桁目以降が112のコンテナはこのダックスフントと3部屋のミルクランドロゴ以外,見たことがありません.このうち3部屋のミルクランドは比較的出会いづらく,まだ調査中です.