上牧製作所日誌

たまにつれづれ

05/18 苫小牧

なんとなく昼に起きて,なんとなく苫小牧に行く.

 

苫小牧なんか遠いんですよ.新千歳の1.3倍くらい遠い.

別にそれだけなら釧路だって余裕なんですが,パンダさんがうようよ.

法定速度で走っていても,物陰にいるとビビっちゃいます.

ドライブが楽しくなくなるっての.緊張する.60で走ってんのに.

まあ性ですね.仕方ない.

R36の南千歳駅沿いは要注意ですよ.最新鋭のレーダーパンダがおなじみポイントで狙っていました.直前で追い越して行ったヤツがいましたが,恐らく...南無南無.

 

安全運転で参りましょう.

 

それで,苫小牧に行ってきたわけです.

目的は勿論白いアイツ.

最近はREFUなんてフザケたヤツがいるそうじゃないですか?なんですか?BICに登録してんですかそれ?なんかむかつきます.

その実態としてはREFurbish(REFUrbish?w),要はリニューアル工事なわけですが.以前にも釧路でリファビッシュ品に当たったことがあります.確かHKXU92~~みたいなヤツで,タンク体だけ再利用してコンテナフレームその他は全てリニューアルされているものです.そいつらは番号変わって無かったのですが,なんででしょうかね.数的にはREFUの方が多そうなので,最初は改番していなかったのを区別するために振り直したという説が濃厚です(俺調べ).ともあれ,施工はCIMCがやっており,見た目も当然CIMCなのですが,元のメーカによりバルブ付近の造形に違いが見られます.また銘板も[元のやつ]+[REF by CIMC]みたいな感じで追設される形になっているので,元メーカーを判断するのは比較的容易です.

とまあ,ここまでREFUについて徒然書きましたが,今回は全く関係ありません.ごめんち.

 

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閑話休題

ホクレンはここ数年,スワップタンクを導入しています.日本国内での本格導入例は,恐らくホクレンが初めてです.このコンテナは妻面が出っ張っていて,容積がその分増加しているコンテナです.しかし道狭い,制限キツい,隣にコンテナ載せられないと三拍子揃ったコンテナで,その辺の規制が緩い欧米ではかなり普及が進んでいるようですが,日本国内では特に使い勝手が悪いために避けられてきたコンテナでもあります.

その点ホクレンの牛乳輸送においては,前記のデメリットは殆ど影響がありません.元々RORO船でオンシャーシのまま生産地と消費地を行き来するスタイルのため,シャーシ長さはあまり変わらず,隣のコンテナを考える必要は無し.また保冷のための魔法瓶構造による,見た目より控え目な内容量のこともあって,容量を多少増やしても重量制限には引っかからずという,タンクコンテナの世界ではかなり特殊な条件が重なっていたための導入となりました.そもそもホクレンのタンクコンテナは上部のツイストロックが無いものも多く,何のためにコンテナ化しているのかいまいち不明な点もあります.

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タンクコンテナはホクレンの所有ですが,シャーシは下請けとなる物流会社の所有です.下回りと上回りで分離することによって,タンクコンテナのメンテナンス水準を高いレベルで保ちつつ,車輌コストを抑える狙いがあると考えています.とくに生乳という,一歩間違えれば極めて重大な問題になり得る生鮮食料品を扱うコンテナですから,その部分は本社が直接面倒を見るというスタイルは納得がいきます.

上の2枚の写真を見てお気づきになった方もいらっしゃると思いますが,ホクレンのコンテナ番号はかなり適当なものになっています.ホクレンチェックデジット部分すらも一連の通し番号として使っているようです.そのため,殆どのコンテナはチェックデジットが通りません.特にCIMC製のコンテナは銘板を見ると異なる番号が書いてあるものが多く,日本に持ってきてから付番し直しているようです.(訂正:日本に来る前からそのままだそうです)何故そんなことをするのかは全く不明です.

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